【男女関係】夫の長期不倫発覚後の再構築について【お悩み相談】

パートナーシップ

2022.12.192024.02.16

宇佐美円香

自分自身のパフォーマンスを最大化する

メンタルコーチの宇佐美円香です。

夫婦仲修復のためのコーチング・コンサルを2年ほど行い、過去のクライアントさんの8割が自分の希望する道へ進んでいます。（修復した方6割、自ら離婚したくなった方2割、修復中2割）

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ご相談内容

相談内容はこちらです。

１年半前、主人の不倫が発覚しました。
長女が産まれてから１６年間、出会い系で相手を探し、人を変えながらずっと続けていたことがわかりました。
とてもショックでしたが、必死で自分と向き合って、今は自分軸を立て直し、家族で変わらず生活しています。
主人は幼少期に感じていた母への負の感情を、当時はおばあちゃんに避難することで感じなかったものが、私と結婚、生活することで蘇り、当時の母への感情を私に対する感情だと感じ、おばあちゃんの代わりに女の人を求めて逃げたのでは無いかと思っています。

私を傷つけようとして不倫をしたわけでは無かったのはわかったのですが、主人への愛情が自分の中に戻ってきたように感じません。
また主人に男性を感じる事が出来ません。
母への癒着も切り、自分が楽しむ事への罪悪感もなくなってきました。
まだ母への癒着がのこっているのでしょうか？それとも、まだまだ自分との向き合いが足りないのか。

教えて頂ければ嬉しいです。よろしくお願いいたします

宇佐美円香

ご相談ありがとうございます。

ご相談いただいてからかなり月日が経っていますが、その後いかがでしょうか？

同じようなお悩みを持っている方がたくさんいると思ったので、あえて今回答させていただくことにしました。

回答

＞１年半前、主人の不倫が発覚しました。
＞長女が産まれてから１６年間、出会い系で相手を探し、人を変えながらずっと続けていたことがわかりました。
＞とてもショックでしたが、必死で自分と向き合って、今は自分軸を立て直し、家族で変わらず生活しています。

それはショックでしたね。私も元夫が不倫をしていたのでお気持ちはよくわかりますが、これだけ長い期間、しかも複数の相手との不倫ということでより一層ダメージが大きいと思います。

そんな中で、自分と向き合って、頑張って、自分軸を立て直して、家族で生活をしているとのことですが、きちんとご自身を労わることはできていますか？

宇佐美円香

頑張りすぎです！

夫を分析したところでコントロールできない

＞主人は幼少期に感じていた母への負の感情を、当時はおばあちゃんに避難することで感じなかったものが、私と結婚、生活することで蘇り、当時の母への感情を私に対する感情だと感じ、おばあちゃんの代わりに女の人を求めて逃げたのでは無いかと思っています。

こちらは旦那さんに伺ってみないとなんとも言えない部分でもあるのでなんとも言えませんが、仮にこれが妥当であったとしても、だからといって旦那さんは変えられないということが事実です。

ですから、状況を変えたければ自分が変わることをお勧めしたいわけですが、

今回のご相談は、よく読むと「いつもセカンド（2番目）の女になってしまう問題」のような気もするので、その観点からアドバイスをさせていただけたらと思います。

宇佐美円香

１番手よりも２番手の方がいい理由って何がありますか？

自分が相手を2番目にしていることの投影

宇佐美円香

自分が相手を2番目にしているから、相手も自分を2番目にする、ということです。

投影についてはこちらの記事が詳しいですが、

＞母への癒着も切り、自分が楽しむ事への罪悪感もなくなってきました。
＞まだ母への癒着がのこっているのでしょうか？それとも、まだまだ自分との向き合いが足りないのか。

とのことなので、相談者さんの場合はお母さんが1番、旦那さんが2番だったのかもしれませんね。

1番にくるものが仕事や趣味になることもあります。

こんなに悩んでいるのにそんなわけないじゃない！

と言われてしまいそうですが、じっくり掘り下げてもらいたいですね。

お母さんが1番になっているパターンだと、

お母さんのことが心配で、いつも気になってしまうの。何か決める時はお母さんに相談して決めたいかな。

過干渉なお母さんにいつも気を取られて生きてきたの。心配性だからあれこれと口出ししてきてほんとに嫌で、ずっと距離を取ってた時もあったの。

では、どうしたら相手が2番目じゃなくなるの？っていう話なのですが、いくつかアプローチがあります。

「与える」を意識してみる

自分は夫に何を与えてあげられるのだろう？

を考えてみましょう。どうやったら夫を喜ばせてあげられるのか？という感じですね。

宇佐美円香

ここで注意したいのが、相手を1番にする（相手に何かを与える）というのは自分を後回しにしてやる（犠牲する）ものではないのです。
相手に気を使って我慢して犠牲してしまう人は実は自分が1番です。だって嫌われないように、怒られないように、自分を1番に守っているので…。

こうやって書くと、

別に他のものを1番にしているつもりはないんだけどなぁ〜

なんて思う人もいると思うので、そういう方は、こんなステップで掘り下げてみるといいかもしれません。

私は長いこと2番目の女である
私も彼を2番目にしているのかなぁ
何が1番目に来ているんだろう
お母さんか！仕事か！元彼か！いや元々々々々彼だ！

なんて感じで…そして、4で出てきたものを手放したいですね。

宇佐美円香

ちなみに私も長いこと付き合う相手にことごとく浮気されてきたのですが、こうやって掘り下げて行った時に、中学生時代の元彼（初めて浮気された）が出てきて驚いたものです…。

手放し方は、対象が人であれば以下のステップで実践してみましょう。

１．その人に対して感じている正直な気持ちを書き出してみる。好きな気持ちもむかつく気持ちも。
２．その人に出会えて良かったこと、ありがたかったことを探して書き出す。
３．その人を手放して自分が幸せになることを宣言する（アファメーション的に）
４．その人を見送るイメージをしてみる。
５．出会えて良かった、ありがとう！！と手を振るイメージをしてみる。

本気になるのが怖い

私の経験上、親との癒着をご自身で自覚されているような方の場合、これも当てはまるかなと感じます。本当の自分を生きられていないという感じではあるのですが、それ自体が悪いわけではなく、そうせざるをえなかった人生だったのだと思います。自覚すると変わっていきます。

ここで言う本気とは「本気で自分らしい人生を生きる」だとか「本気で旦那を愛する」だとかそんなようなことですね。

本気になるのが怖い＝実は情熱的な自分、魅力的な自分と出会うのが怖いであることも多いです。
今更本気になるのは恥ずかしい、というようなこともあるかもしれません。

繊細さんにも多いこのパターン、ほんとうに自分らしい人生を生きるぞ！という覚悟＝コミットメントがポイントです。

宇佐美円香

私はどうしたいの？何が好き？何がしたい？と問うことが大事ですし、ライフワークをデザインいくのも大切です。

ライフワークについてはこちらの根本さんの記事が詳しいです。

ライフワークを生きるコツはもっとわがままになること～自分の欲求に素直になれますか？～ – 根本裕幸

自己基盤はきちんと作っておこう

＞私を傷つけようとして不倫をしたわけでは無かったのはわかったのですが、主人への愛情が自分の中に戻ってきたように感じません。
＞また主人に男性を感じる事が出来ません。
＞母への癒着も切り、自分が楽しむ事への罪悪感もなくなってきました。
＞まだ母への癒着がのこっているのでしょうか？それとも、まだまだ自分との向き合いが足りないのか。

とのことですし、自分軸を作る努力もされているとのことでしたので、自己肯定感や自分軸の重要性はよくお分かりの相談者さんだと思いますが、それでもやはり自己基盤を作り自分軸の確立＆自己肯定感の向上は免れないものです。